耐火被覆下地ラス工事
東京都を中心とした関東全域での高品質な耐火被覆下地施工
耐火被覆下地ラス工事について
耐火被覆工事は、建物の鉄骨構造が火災時の高温にさらされても強度を保ち、建物の崩壊を防ぐための重要な工事です。弊社では、36年の実績と技術力を活かし、高品質な耐火被覆下地ラス工事を提供しています。東京都23区、多摩地区を中心に、神奈川県、千葉県、埼玉県など関東全域でサービスを展開しています。特に東京都内の大型商業施設やオフィスビルの施工実績が豊富です。
耐火被覆下地ラス工事とは
耐火被覆下地ラス工事は、建築物の構造耐火性能を確保するための重要な工程です。鉄骨は高温になると強度が低下するため、火災時に建物の構造的安全性を維持するために耐火被覆が必要となります。
当工事では、まず鉄骨表面に金属製のラス（網状の下地材）を取り付け、その上に耐火材を吹き付けるための基盤を形成します。このラス下地は耐火材の剥落を防ぎ、均一な厚みの耐火被覆を可能にする重要な役割を担っています。
鉄骨部材の形状や大きさに合わせて、メタルラス、リブラス、エキスパンドメタルなど様々な種類のラス材を使用し、鉄骨の各部位に最適な耐火性能を確保します。また、柱や梁、床など部位によって要求される耐火時間が異なるため、それぞれに適した施工方法で対応しています。
耐火被覆下地ラス工事の品質は、建物全体の防火性能に直結する重要な要素です。正確な施工と高い技術力で、建築基準法で定められた耐火性能を確実に満たすよう、弊社では細部まで配慮した施工を行っています。
耐火被覆下地ラス工事の重要性
- 建物の構造強度の維持
- 火災時の避難時間の確保
- 火災の拡大防止
- 法令基準の遵守
施工プロセス
- 現場調査・確認：現場の状況を詳細に調査し、最適な工法を決定します。
- 下地材の取り付け：耐火被覆の下地となるラス網を正確に取り付けます。
- 耐火材の吹付け：専用の機材を用いて耐火材を均一に吹付けます。
- 仕上げ・検査：仕上がりを確認し、必要に応じて調整を行います。
専門施工分野
複合耐火工法
異なる耐火材料を組み合わせることで、高い耐火性能と経済性を両立させる工法です。鉄骨部材の形状や要求耐火時間に応じて、最適な材料構成を選定し施工します。
合成耐火被覆工法
ロックウールと石膏系材料など、異なる特性を持つ素材を組み合わせることで、耐火性能を高めつつ、軽量化や施工性の向上を実現する先進的な工法です。
床層間耐火処理
建物の各階層間における防火区画の形成に不可欠な施工です。床と外壁の接合部など、火災の垂直方向への拡大を防止するために高度な技術と精密な施工が求められます。
水平区画処理
大規模建築物における水平方向の防火区画を形成するための施工です。ラス下地の正確な設置と耐火材の均一な吹付けにより、法令に準拠した安全な区画を実現します。
間仕切り区画施工
オフィスや商業施設内の防火区画を形成する間仕切り壁の耐火被覆工事です。用途や要求耐火時間に応じた適切な下地ラス工法と被覆材を選定し施工します。
防火区画形成
建築基準法に基づく防火区画を形成するための重要な工事です。防火戸周りの処理や区画貫通部の処理など、細部まで配慮した高精度な施工を行います。
ソーカンパック施工
柱梁接合部や複雑な形状部位における耐火被覆工事に使用される専用の耐火パック材です。当社では長年の経験を活かした確実な施工技術により、複雑な部位でも確実な耐火性能を確保します。
床層間塞ぎ処理
床スラブと外壁の間など、建物の層間に生じる隙間を適切に塞ぎ、火災の上階への延焼を防止する重要な処理です。専用の耐火材料と高度な施工技術により、確実な防火区画を形成します。
適用規格・認定
当社の耐火被覆工事は、以下の規格・認定に準拠して施工しています：
- 建築基準法 第2条第七号：耐火構造の技術的基準
- 建築基準法 第2条第九号の二：防火区画の技術的基準
- 平成12年建設省告示第1399号：耐火構造の構造方法
- 国土交通大臣認定：各種耐火構造の認定（1時間、2時間、3時間耐火）
これらの規格に準拠した施工により、建物の安全性を確保し、法令遵守を徹底しています。
使用材料と特性
| 材料名 | 特性 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 耐火被覆用金属ラス | 高温下でも形状を維持し、耐火材との優れた密着性 | 鉄骨柱・梁への耐火被覆下地 |
| エキスパンドメタルラス | 強度と柔軟性のバランスに優れ、複雑な形状に対応 | 曲面や複雑な形状の鉄骨部材 |
| スチールファーリング | 高い剛性と耐久性、正確な間隔での下地形成 | 大型鉄骨や厚い被覆が必要な部位 |
| 耐火目地材 | 高い耐熱性と伸縮性、気密性の確保 | 床層間の目地処理、防火区画の接続部 |
当社の耐火被覆下地ラス工事の特徴
高度な下地施工技術
36年の経験で培った技術により、複雑な形状の鉄骨にも正確なラス下地施工を実現します。
高品質ラス材の使用
耐久性と施工性に優れた高品質の金属ラス材を使用し、長期にわたる耐火性能を確保します。
精密な固定技術
特殊な固定具と技術で、ラス材を鉄骨に確実に固定し、耐火材の剥落を防止します。
迅速な施工対応
緊急工事や修繕工事にも柔軟に対応し、工期短縮とコスト削減を実現します。