石綿対策工事
東京都を中心とした関東全域での安全確実な石綿対策施工
石綿対策工事について
石綿(アスベスト)は過去に多くの建材に使用されてきましたが、人体への有害性が明らかになり現在では使用が禁止されています。弊社では、36年の実績と技術力を活かし、アスベスト含有建材の安全かつ適切な処理を提供しています。東京都23区、多摩地区を中心に、神奈川県、千葉県、埼玉県など関東全域でサービスを展開しています。
石綿対策工事とは
石綿対策工事は、建築物に使用されているアスベスト含有建材を安全に処理するための工事です。アスベストは極めて微細な繊維状の鉱物で、飛散して吸引すると、肺がんや中皮腫などの深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
日本では、建築基準法の改正により2006年以降は原則としてアスベストの使用が禁止されていますが、それ以前に建設された多くの建物にはアスベスト含有建材が使用されています。これらの建材が劣化したり、解体・改修工事によって損傷したりすると、アスベスト繊維が飛散する危険性があります。
石綿対策工事では、アスベスト含有建材の状態や使用場所に応じて、「除去」「封じ込め」「囲い込み」などの適切な処理方法を選択し、法令に基づいた厳格な飛散防止措置を講じながら施工を行います。当社は豊富な経験と専門知識を持つ技術者が、安全かつ確実な石綿対策工事を提供しています。
石綿対策工事の重要性
- 健康被害の防止
- 法令遵守の実現
- 建物の資産価値の維持
- 安全な居住・就業環境の確保
- 地域社会への貢献
施工プロセス
- 事前調査・分析:専門技術者による現地調査とサンプル採取・分析を行います。
- 作業計画策定:調査結果に基づき、最適な対策工法と安全計画を策定します。
- 届出・申請:法令に基づく適切な届出・申請手続きを行います。
- 養生・隔離:作業区域を適切に養生し、アスベスト繊維の飛散を防止します。
- 除去・対策工事:専門技術者による安全な除去・処理作業を行います。
- 清掃・検査:作業完了後の清掃と空気中濃度測定による安全確認を行います。
- 廃棄物処理:特別管理産業廃棄物として適正に処理します。
- 完了報告:工事完了報告書と各種証明書を提出します。
専門施工分野
レベル1建材対策
発じん性が高い吹付け石綿や石綿含有保温材等の除去工事です。最も厳格な飛散防止対策と管理が必要とされ、当社では高度な隔離養生と負圧管理による安全な施工を実施します。
レベル2建材対策
石綿含有耐火被覆板や石綿含有断熱材など、比較的発じん性の高い建材の除去工事です。適切な湿潤化処理と作業場所の隔離により、安全な除去を行います。
レベル3建材対策
石綿含有成形板等の比較的発じん性の低い建材の除去工事です。適切な湿潤化と破砕防止措置により、アスベスト繊維の飛散を最小限に抑えた施工を行います。
封じ込め工法
アスベスト含有建材の表面に固化剤を散布・塗布し、アスベスト繊維の飛散を防止する工法です。建材を残したまま対策が可能なため、建物への影響を最小限に抑えられます。
囲い込み工法
アスベスト含有建材の周囲を板材等で覆い、アスベスト繊維の飛散を防止する工法です。建材の状態や使用環境に応じた適切な囲い込み材と工法を選定し施工します。
石綿含有廃棄物処理
特別管理産業廃棄物として厳格な管理と処理が求められるアスベスト廃棄物の適正処理を行います。法令に則った梱包、運搬、最終処分までのトレーサビリティを確保します。
空気環境測定
アスベスト除去工事前後の空気中石綿濃度測定を実施し、安全性を確認します。第三者機関と連携し、客観的な評価と証明を提供します。
事前調査・分析
建材中のアスベスト含有率調査や含有建材の使用状況調査を行います。専門機関との連携により正確な分析結果と詳細な調査報告書を提供します。
適用規格・認定
当社の石綿対策工事は、以下の規格・法令に準拠して施工しています:
- 大気汚染防止法:特定粉じん排出等作業に関する規制
- 石綿障害予防規則:労働者の石綿ばく露防止措置
- 建設リサイクル法:分別解体等及び再資源化等の実施
- 廃棄物処理法:石綿含有廃棄物の適正処理
- 建築基準法:既存不適格建築物に関する規定
対象アスベスト含有建材
区分 | 主な建材例 | 使用箇所 | 飛散性 |
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レベル1 | 吹付け石綿、吹付けロックウール | 鉄骨梁・柱、天井裏、機械室等 | 高い |
レベル2 | 石綿含有保温材、耐火被覆板 | 配管、ボイラー、ダクト周り | やや高い |
レベル3 | 石綿含有スレート、石綿含有ビニル床タイル | 外壁、屋根、床、天井 | 比較的低い |
当社の石綿対策工事の特徴
高度な安全管理
厳格な飛散防止対策と作業環境測定により、作業者と周辺環境の安全を確保します。
専門技術者の配置
石綿作業主任者等の資格を持つ専門技術者が、全ての工程を適切に管理します。
最新設備の導入
高性能HEPAフィルター付き集じん・排気装置など、最新の安全設備を使用します。
法令遵守の徹底
関連法令に基づく適正な手続きと記録保存により、コンプライアンスを徹底します。